こんにちは、めぎゅです^^
販売する商品を持っていると、この商品いくらで販売しようかなと迷う事ありませんか?
人は無意識のうちに値段が1円しか変わらなくても、数字が変わるだけで商品を安いと思うか高いと思うかを無意識で判断します。
商品が一番売れる価格設定の方法が分かれば、お客さんが相応の価値を感じてくれた状態になるので、商品が売れやすくなりますよ。
ぜひ心理学に基づいた価格設定の方法を学んでいって下さい。
参考にしたのはこちらの書籍です。
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●なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (超おすすめ!)
●価格の心理学(おすすめ!)
●S・ケネディの世界一ずる賢い価格戦略
●儲かる「値上げ」のしくみ、教えます
●知らないとソンする!価格と儲けのカラクリ
●これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書)
●100円のコーラを1000円で売る方法 (中経の文庫)
●「あなた」という商品を高く売る方法 キャリア戦略をマーケティングから考える NHK出版新書
●良い値決め 悪い値決め ―きちんと儲けるためのプライシング戦略
●一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト
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他にも行動経済学や行動心理学系もあるんですが、キリがないのでこの辺にしときますw
同じような本でも、色んな切り口や事例があって理解が深まるので多読派なのです。
同じこと書いてたら、その部分は本質的なものなんだとより理解できますしね^^
Amazon評価で他の本にも書いてあったから低評価みたいな人いますけど、個人的には考えが浅いなと思います。
商品が一番売れる価格設定の方法
●低価格帯(〜数万円)
●高価格帯(数十万〜)
値段で有効な価格の見せ方が違うので、順番に解説していきますね^^
低価格帯(〜数万円)の価格設定方法
あなたが普段お買い物しているスーパーなどのお店では、ほぼこの値付けになっています。
それは、198円や2,980円という端数価格です。
心当たりあるのではないでしょうか。
198円と200円の差はたった2円しか違わないので、一見どちらでも大して変わらなそうですよね。
なんですけど、多くの人が
198円は「100円代」
200円は「200円代」
と無意識に認識してしまうんですね。
人は一番位が大きい左側の数字に無意識に注目してしまう習性があるためです。
心当たりありませんか。
このように端数価格で安くてお得に感じさせる効果を「端数価格効果」と言います。
米国では、「1.99ドル」とか「2.99ドル」というように、「9」で終わる数字が多いです。
ですが日本人の場合は、「198円」や「298円」といった「8」で終わる数字で端数効果が出るんですね。
ある日本の研究者の調査では、日本人は「8」という数字について「縁起がいい」「末広がり」「明るい」というイメージを持つが、「9」は「苦しい」「半端」「不完全」というイメージを持つという。
だから日本では「8」で終わる数字で端数価格効果が出るのかもしれない。
(『なんで、その価
格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)』(永井 孝尚 著)より)
日本人って縁起とか気にしますからね(^_^;)
さらに実験で全く同じ商品を、3つの価格で販売してみた面白い結果があります。
「この端数価格について、シカゴ大学のエリック・アンダーソンと
ダンカン・サイメスターは、同じ婦人服を34ドル・39ドル・4 4ドルの3つの価格で売る実験をしてみた。 普通に考えると一番安い34ドルが売れそうだが、面白いことに一
番売れたのは39ドルで、34ドルと44ドルは売上が20% も低かったという。 端数価格は「
努力してギリギリまで安くしました」という隠れたメッセージを与 えて、割安感を感じさせる力を持つようだ。」 (『なんで、その価
格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)』(永井 孝尚 著)より)
必ずしも安い価格が売れるわけじゃないということですね。
例えば商品を3,500円で安く販売するよりも、3,980円で販売した方が利益も増えますし、お客さんにも努力してくれてると感謝してもらいやすいということです。
人は合理的に動いているようで、実は全く合理的ではないということです(笑)
人は感情で動き、理屈で納得するといいますしね。
つまり合理的でないと、損するということです汗
この「端数価格効果」を知っているだけで、高く売って感謝もされるんですから良い事づくめです^^
もちろんアマゾン転売のように、同じ商品が複数並べられている場合は
●出品コメント(写真の有無なども)
●他の出品者の価格
●お店(店名、評価など)
にも影響が出る事を前提に、上手く取り入れて下さいね。
価格改定ツールの赤字ストッパーを例えば3,000円とかではなく、2,980円とか端数価格が出るように入れてみたりすると効果抜群です(笑)
このテクニックは、価格設定に迷った時に使ってみるといいですよ。
高価格帯の価格設定方法
10万円以上の高価格帯になってくると、端数価格効果が安っぽく見えてしまい逆効果になることがあります。
10万円以内の商品に関しても、お客さんにお得感より特別感を演出したい場合は、7万円とかキリの良い数字の方が良いという事です。
プレミアム商品では、端数価格は逆に「安物」という印象を与
えてしまう。 日本人の数字の調査では、「10」という数字については「キ
リがいい」「満足」「パーフェクト」というイメージを持つという 。 むしろプレミアム商品では、キリのいい数字で価値を訴求する方
が、品質をアピールする上で効果的である。 (『なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)』(永井 孝尚 著)より)
たとえばミキモトやTASAKI(旧・田崎真珠)では、税別価格
で50万円とか85万円といったキリのいい価格を設定している。
もしこれらの商品を19万8000円とか98万円といった端数価 格で売ると、逆に高級イメージが失われてしまう。 端数価格マジックも、時と状況により、ケースバイケースなのであ
る。 (『なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)』(永井 孝尚 著)より)
あなたがコンサルなど10万円以上の高価格帯商品を販売する場合、自分というブランド価値を感じてもらうには、キリの良い価格設定が効果的という事ですね。
お客さんにお得と思われたいか、自分というブランド価値を感じてもらいたいかで価格を決めると良いです。
価格でお客さんの印象を変えられるなんて面白いですよね^^
まとめ
●ブランド価値を演出したい場合は、キリの良い価格
●お得で割安感を演出したい場合は、端数価格
を上手く使い分けていくと、狙ったお客さんに効果的に購入して頂けます。
ぜひ価格の心理テクニックを上手に使ってみて下さいね^^
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